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BIM/CIMコンサルティング

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建設プロジェクト全関係者の強力な合意形成に

構想段階・上位計画から各工程に合わせ BIM/CIMデータが構築可能です。
構築したBIM/CIMデータは、全関係者の強力な合意形成コミュニケーションツールとして、またエンジニアリングツールとして使用可能です。
工程ごとに積み上げられたBIM/CIMデータは基礎データベースとして維持管理等に永年使用可能で、長期使用によりコスト削減可能です。

建設プロジェクトに関わる人たちの認識がバラバラである状況は、実は日常茶飯事です。新しく橋を架ける時の各ステップを例に考えてみましょう。


建設プロジェクトの流れと各ステップでの問題及びBIM/CIMによるソリューション

当社はLevel of Detail(LOD)の400以上のデータを構築可能です

建設プロジェクトには、様々な段階があり、調査する人、分析する人、設計者、住民、建設スタッフ、メンテナンス担当者、補修業者など、様々な人が関わります。これら全ての人は、それぞれ立場や知識や経験が違うため、同じ橋なのに、各自が微妙な認識の違いを持ってプロジェクトを理解しがちです。
例えば、設計者が描いた図面を見て、一目で完成した橋をイメージできる人は限られています。また、橋の上を車で運転した時の運転席からの目線や、近くのマンションの窓から橋を見下ろした時の光景なども、想像は難しいでしょう。
このような認識の違いは、どのプロジェクトでも起こりうる問題なのですが、進行上での多大なロスや障害に発展しかねない深刻な問題です。建設の各ステップでの典型的な問題例と、そのソリューション(解決案)を具体的に見てみましょう。

  1. 構想・調査

    橋梁建設の構想、そして建設に関する様々な計画(工期、コスト、人員、器材など)が練られます。

    【よくある課題】

    橋梁建設にともなう構想・調査は、プロジェクトの初期段階ゆえにイメージの共有が難しく、認識のずれが生まれがちです。

    【ソリューション】

    構想・調査から維持管理までを想定したBIM/CIMデータを構築することで、プロジェクトの全体像の把握を容易にすることができます。さらに、プロジェクトの早い段階で検討することで、仕様変更や手戻りを未然に防ぎ、事業コストの低減を実現できます(フロントローディング)。

  2. 計画・環境アセスメント

    【よくある課題】

    橋梁の計画では、昨今の傾向として、景観や日照検討など様々なシミュレーションの需要が増えています。

    【ソリューション】

    BIM/CIMの視覚化データの活用で、四季の中での橋梁の印象の変化や、日照による周囲への影響などの分析を、分かりやすく効率的に行えます。また、3Dプリンターに取り込むことにより、模型製作にもBIM/CIMは力を発揮します。

  3. 概略設計

    【よくある課題】

    多くの項目を比較するために複数案を検討するにあたり、分かりやすさと正確さが必要となります。

    【ソリューション】

    橋梁エンジニアとBIM/CIMエンジニアが同時進行で連携して作業を行うことで、効率化を図ることができます(コンカレントエンジニアリング)。

  4. 詳細設計

    【よくある課題】

    二次元図面では表現できない、あるいは形状の不整合を発見できないものがあります。

    【ソリューション】

    BIM/CIMデータを構築することにより、形状の不整合を発見し後工程でのトラブルを未然に防ぐことができます。また、概略設計から引きついだBIM/CIMデータを活用することにより、フロントローディングが可能となります。

  5. 積算

    【よくある課題】

    数量を算定する工程に時間がかかります。

    【ソリューション】

    BIM/CIMデータを用いることにより、数量を速やかに算定できます。将来的には、積算資料など単価を合わせたシステムを構築することで、積算を自動化することも不可能ではありません。

  6. 施工

    【よくある課題】

    施工には常に危険が伴います。

    【ソリューション】

    BIM/CIMデータの活用により、ICT施工の推進が可能となります。

  7. 維持管理

    【よくある課題】

    補修点検原因や補修の具体的な情報管理を効率的に行うシステムが必要です。分かりやすく誰もが活用できるシステムが求められています。

    【ソリューション】

    BIM/CIMデータに情報付与しデータベース化することにより、分かりやすく使いやすい維持管理システム(BMS)を構築できます。

当社BIM/CIMを用いた実際のプロジェクト例

当社BIM/CIMを活用して頂いた富山市が、インフラの建設・維持管理における革新的な取組を行った公共団体として、国土交通省の「令和2年度 i-Construction大賞 国土交通大臣賞(地方公共団体等の取組部門)」を受賞いたしました。富山市の建設・維持管理業務の効率化・高度化に当社が貢献できましたことを光栄に思います。国内で急速に需要が増しているBIM/CIM導入を背景に、すでに始まっているDXへの取組を強化しながら、さらに社会貢献できるよう努力を重ねてまいります。

プロジェクト詳細を記した特設ページはこちらです。ぜひご覧ください。

当ソリューションを支える当社の技術

風景デザイン研究所の視覚化技術紹介動画を観る

  • BIM/CIM

    上記のように、構想段階・上位計画から各工程に合わせて、プロジェクト全関係者のコミュニケーションおよびプロジェクトの理解を、強力にバックアップするツールです。国土交通省もBIM/CIMの活用を強く提唱しています。
    業務内容「BIM/CIM」の詳細を見る。

  • 地熱開発支援アプリ「G」

    都会ではなく田舎の地域に橋の建設が予定されている場合、調査・景観検討・施工シミュレーション・住民説明等の段階で、橋の近くの植生を正確に再現する必要があります。環境省の現存植生図に合わせて群落生成が可能な「地熱開発支援アプリ「G」を用いれば、群落を再現したまま各視点場や眺望点から景観シミュレーションを行えます。
    「地熱開発支援アプリ「G」の詳細を見る。

  • 3DVRCGデータ

    3次元データは、BIM/CIMデータの中核です。VR空間内をリアルタイム操作で自由に移動して、お好きな場所から橋梁や建物、構造物を見ることが出来る技術です。
    ビジュアル資料集「3DVRCGデータ」の詳細を見る。

  • 3D視覚化データ

    図面を重ねあわせてゆきながら施工の各段階を確認するなど、2次元(=平面)を3次元(=立体)で表現する技術です。2次元から3次元化することで、格段とわかりやすくなります。
    ビジュアル資料集「3D視覚化データ」の詳細を見る。

  • フォトモンタージュ

    写真やCG画像などを部分的要素として合成した絵や写真で、建設業界では一般的に、現況写真に建設物を合成したイメージ画を指すことが多いです。「橋梁が完成すると景観はどう変わるのか?」など建設前後の様子を比較する場合には圧倒的な説得力を発揮しますので、住民説明に効果的です。
    ビジュアル資料集「フォトモンタージュ」の詳細を見る。